そもそも、今回のコラボレーションはどのようにして実現したのか。〈キーン〉本国チームのチーフブランドオフィサー、エリック氏は、「ジェリー・ガルシアの音楽は、人々が体験を共有する“一体感”と、コミュニティの大切さを伝えました。キーンもまた、人々を結びつけ、“正しいことを行う”という、彼と共通する価値観をもって設立されました。人々に行動を促し、世界で愛を育むことをミッションとしているキーンにとって、これほどまでに最適なパートナーシップは考えられません。ジェリー・ガルシアとキーンという2つの価値観が融合し、より良い変化をもたらすための“同盟”だと考えています」と話します。何より多くの人たちに喜びや楽しみを与えたい、そんな両者の思いが融合し、実現に至ったのです。

展開されるアイテムは、〈キーン〉の2大アイコニックモデル「UNEEK」と「NEWPORT RETRO」の他に、バックパック、ヒップバッグ、ショルダーバッグ、そしてマスクがラインナップ。

生前、アート方面でも才能を発揮したジェリー・ガルシア。その作風は型にはまることなく、水彩や版画、ドローイングなど多岐にわたり、数多くの作品を残しています。今回は、そんな彼が手掛けたアートワークの中から、「NEW YORK AT NIGHT」と「BANYAN TREE」をフィーチャー。

アイテムだけでなく、シューズボックスにもジェリー・ガルシアの作品が落とし込まれています。シューズボックス表面には、彼の作品「FISH」、ボックスのフタ裏面には彼の愛用ギターに描かれていた「TIGER」が、さらにシューズを包むペーパーには、彼のアイデンティティでもある右手のハンドプリントが施されていたりと、細部にまでこだわったスペシャルパッケージに仕上がっています。

シューズよりも面積が広いこともあり、より大胆にガルシアの作品がプリントされたバッグコレクション。それぞれタフなナイロンボディをベースに、「NEW YORK AT NIGHT」「BANYAN TREE」だけでなく、彼のアイデンティティである右手のハンドプリントもさり気なくプリントされています。バックパックとヒップバッグの開口部はロールトップタイプで荷物の容量次第で調節可能。また、バックパックのアートパネルは取り外してグランドシートとしても使用できます。ショルダーバッグはリバーシブル仕様なので、その日の着こなしに合わせて使い分けたいところ。しかも、バッグ類にはオリジナルのギターピックももれなくついてくる、ジェリー・ガルシアファンにも音楽ファンにも垂涎もののアイテムとなっています。

「UNEEK」は、ジェリー・ガルシアの没後25年という節目であり、彼の誕生日でもある8月1日に発売。その他は順次発売予定です。

「自分がなにを信じ、なにを大切と思っているか、声をあげることはとても重要」と話すのは、ガルシアファミリーのトリキシー・ガルシア氏。現在、キーンの本拠地であるアメリカでは、このコラボレーションに合わせて、VOTE LOVEキャンペーンがはじまっています。

ジェリー・ガルシアのアートワークをフィーチャーしたVOTE LOVEキャンペーンは、「ヘッドカウント（HeadCount）」という、音楽を通じて選挙投票を促すアメリカのNPO団体をサポートするというもので、すべてのデッドヘッズと音楽ファンが投票の意思表明として登録してもらうことを目標に、2004年に設立。ジェリー・ガルシアの精神が、いろんな場所、形で受け継がれているのです。

1942年8月1日に生を受け、1995年8月9日にこの世を去ったジェリー・ガルシア。この9日間は、“ジェリーWeek”として知られています。この“ジェリーWeek”期間中、2週にわたって、キーン公式 YouTubeチャンネルで配信中の「キーンストリーム（KEENSTREAM）」にて、コラボレーション記念スペシャル動画を配信。ジェリー・ガルシアが生み出した世界観・音楽・カルチャー等を、デッドヘッズなスピーカーとアーティストを迎えて繰り広げるスペシャルプログラムです。合わせてチェックしてみてください。