“Together we can help（あなたと一緒だから、できること ※以下、TWCH）”は、〈キーン〉がこの世界中で猛威をふるうコロナ状況下にて発信しているテーマです。「地球に生きる市民として、他文化やアイデアを受け入れ、よりよい未来に向けて貢献していくこと」という理念を創業時から大切にしてきた〈キーン〉は、世界中で問題が表面化してきた3月の時点でいち早く独自の対策を打ち出しきました。

まずキーンが行ったのは、全世界で100,000万足のシューズ（約10億円相当）を、新型コロナウイルスに立ち向かう人々に無償提供したという取り組み。

「みなさんと一緒に、今、シューズを必要とする方々へシューズを届けることで、ポジティブなインパクトを生み出せると信じています」 と、〈キーン〉のUS ジェネラルマネージャーであるエリック・バーバンクが語るように、例えば医療現場で休むことなく働く医療関係者や、職種的に自宅勤務ができずに僕らの生活基盤を支えてくれている方など、長時間のハード業務に携わっている人々の足元に少しでも快適さを提供したい、という考えのもと、ここ日本でもシューズ提供を行いました。

それと並行して、ブランドが行ったのがマスクの製造と無償提供です。具体的には、タイにある自社工場の一画をマスク工場に切り替えて、シューズの材料として調達していた生地をアップサイクルしたマスク製造をスタートしました。

もともとシューズ製造を行ってきた〈キーン〉が得意とする立体縫製の技術を活かして作られたマスクは、医療用でこそないものの顔へのフィット感もよく、洗って繰り返し使用できるという利点があります。

これらのマスクを、4月下旬より実際に全世界へ15万枚提供しており、国内〈キーン〉公式オンラインストアにてシューズを購入してくれた一般ユーザーにもマスクを届けたそう。

とりわけこのマスクの無償提供の取り組みの中で、日本国内において力を入れているのがNPO団体を通じてホームレス状態の方々、児童養護施設や女性用シェルターなどへの提供です。

このコロナ禍において、例えばさまざまな理由によってSTAY HOMEがしたくてもできない状況に置かれてしまっている方々が多くいます。そういったいわば社会的に弱い立場に置かれ、より深刻な被害を受けてしまっている人々を支えることが、間接的に感染被害を最小限に抑えていく鍵になると〈キーン〉は考え、そういった方々へもマスク提供を行いました。

とくに、もともとブランドが10年以上に渡ってシューズの提供などを通じてサポートしている『ビッグイシュージャパン』の販売者さんへの提供はもちろんのこと、ホームレス状態の方に向けた炊き出しなどを行って支援している「認定NPO 法人自立生活サポートセンター・もやい」をはじめとした5団体、さらにはさまざまな形の暴力により家の外に居場所を求めている女性をサポートする「BONDプロジェクト」を通して、彼らの支援活動の際に当事者の方へマスクを届けてきました。

これらシューズやマスクの提供以外にも、〈キーン〉では外出自粛中だった3月28日に自宅で安全に楽しめるエンターテイメントとして、”KEENFEST”をライブストリーミングで開催。また4月18日からは”KEENSTREAM”と題して、毎週土曜日の18時よりKEEN公式YouTubeチャンネルにて、音楽ライブや商品紹介などのオリジナルコンテンツを配信しています。（詳しくは前回の記事へ）

そして、6月6日からは新番組『FEEL GOOD TV on KEENSTREAM』が同チャンネルでスタート！世界にポジティブな変化を作り出すことをテーマにお送りするこの番組は隔週土曜日12時から配信。社会貢献や環境保護などの分野で活動されている方からお話を伺っていくそう。ぜひ、ご覧ください。

また、7月上旬、綿花栽培法が環境や社会に及ぼす重要な影響を改善し、より持続可能な栽培法にしていくことを目指すベター・コットン・イニシアティブ（BCI）素材のマスク”KEEN TOGETHER MASK”を一般発売予定とのこと。耳ひも箇所にアジャスターを備え、長時間の着用でも耳元の痛みやストレスがなく着けることができるアップデートしています。XS/S・M/Lの2サイズ展開で、カラーバリエーションはソリッドカラー5色、タイダイ2色の全7色、価格は1400円（税抜き）を予定。

今後もブランドから発信されるさまざまな情報をお見逃しなく。