“歩く”という行為が日常にもたらすポジティブな効果は、我々が思っているよりも大きな可能性を秘めています。というのも、今回フィーチャーする「WK400（ダブルケーフォーハンドレッド）」は、とある人物が歩くことによって生きる可能性を見出したから。

その人物とは、〈キーン〉の創業者の長男であるローリー・ファーストJr氏。彼はスキーによって歩行が困難になるほどの大怪我を負い、苦しいリハビリの生活を送っていました。

しかしながら彼は、リハビリ開始から４ヶ月経ったある日のこと、ふとおこなった散歩というアクティビティによって苦しみからどんどん解放されていったといいます。

ローリー Jr.氏が経験したこのウォーキングのメリットを、たくさんのひとたちに体験してほしいと願い、 “歩行”を科学的に掘り下げて開発されたのが「WK400」です。

半径400mmの円のカーブから着想を得た円状のソールシステム「KEEN.CURVE™テクノロジー(キーン・カーブテクノロジー)」は、前方へ転がるような新感覚の歩き心地を実現。これが本当に転がるように足を前へ進めてくれるのです。

そんな「WK400」に今季から２つの新しいモデルがラインナップに加わりました。まずはレギュラーモデルからおさらいしながら、ニューモデルの可能性についても検証していきましょう。

2023年の春にデビューした「WK400」はメッシュアッパーを使用したカジュアルなデザインが特徴の一足。足を優しく包み込むような履き心地と、通気性の高さも魅力。だから、普段使いするのにもってこいというわけです。

アクセントになるようなカラーリングも、カジュアルな着こなしと相性抜群。いつもの散歩も、これなら距離を伸ばせて、訪れたことのない新しいお店に足を運んでくれるでしょう。気持ち良く歩いていると、足元と一緒に会話も弾むはず。

レギュラーのアイテムに加えて今季からラインナップに加わったのが、「WK400 LEATHER」です。アッパーにはプレミアムヌバックレザーを採用していて、セットアップやスラックスなどを着用したビジネススタイルにもフィットするのです。

上品で落ち着いた表情のアッパー素材は、きれい目なコーディネートに違和感なくなじみながら、スタイルを格上げしてくれます。コロナ禍から解放され、対面での会議や打ち合わせで忙しくなったビジネスマンたちの足元を「WK400 LEATHER」がスムーズにサポート。テンポよく歩くことでいいアイデアも生まれそうです。

最後に紹介するのが「WK400 WP」。ウォータープルーフ仕様のアイテムです。〈キーン〉独自の防水透湿素材「キーン・ドライ」を採用しているから、たとえ悪天候であっても足元をドライにキープし、アクティブに動き回れるのです。

「WK400 WP」の最大の魅力は、その防水透湿性に加えて、テクニカルな表情にもあり。スポーティで機能的な着こなしに最大限マッチします。雨でウォーキングができないという悩みも、これで解決です。さらには旅行中もきっと役に立つはず。これさえあれば、行動範囲を一気に広げてくれるでしょう。