CREATION with KEEN “JASPER”
スケートとジャスパーの良好な関係。
なにやら巷で〈キーン(KEEN)〉の”JASPER”を履いてスケートしているクルーがいるという情報が届いた。その名は「CREATION」。SNSをチラ見するかぎり人数はわりと多め。じゃあ一体どんなメンバーの集まりなのか。「CREATION」の全体像、そして彼らのライフスタイルを通して分かった“JASPER”の魅力について。中心メンバーであるRakuさんに話を聞きました。
- Photo_Ryota Chiba
- Edit_Jun Nakada
仲間のためのCREATION。
まずはメンバー構成を教えてください。
Raku実は、CREATIONのメンバーは僕ひとりだけで、他はみんなそれぞれ別の仕事をしているんです。Hyoは〈BlackEyePatch〉の店舗スタッフをやりながらたまにモデルも。Paxは三茶が地元のラッパー。Zeoも地元が三茶で親父譲りの料理人。Ronは〈PALACE〉で働いてて、Rionは〈BlackEyePatch〉の店長をやってます。今日は参加できませんでしたが、他にもまだ仲間がいますよ。みんなもともと高校が一緒で今も遊んでいたり、スケートやってて仲良くなったり。感覚的な部分が大きいですけど、気の合う仲間が自然と集まっていつも遊んでる感じです。
CREATIONを始めた経緯というのは?
Raku子供の頃から、いわゆる絵に描いたようなスケートライフを送っていて(笑)。16歳のときに1年間〈CHROME〉原宿店でバイトしてて、高校のあとは〈Supreme〉渋谷店でスタッフとして働いてました。で、20歳になる前に辞めて、ニューヨークに行こうと思ったらコロナで行けなくなってしまって。とりあえず何かしなきゃと思って、30年くらい前から親父がプリント会社「クリエーション」をやっていたので、その手伝いをはじめて、ちょうど着たい服もなかったから、じゃあ自分でつくってみようと。それではじめたのがCREATIONです。親父の会社と名前は同じだけど、親父とは違うベクトルでものづくりしています。デザインは基本的に自分がこれまで見てきたこと、経験してきたことからのサンプリングで、10月から本格的にスタートして。あと、毎日じゃないですけど、〈BlackEyePatch〉でも働いてます。
CREATIONと〈BlackEyePatch〉の住み分けは?
Raku平日は親父の手伝いも含めてCREATIONの仕事を。土日は、いつもじゃないですけど〈BlackEyePatch〉の店頭に立ってます。Rionが店長なので彼がメインで見てますね。
CREATIONでは具体的にどんなことを?
Raku基本手刷り(シルクスクリーン)でTシャツとかスエットをつくってます。母体が親父の会社なので、手刷り以外にも、刺繍やインクジェットとか、この世の中にある洋服に刺繍やプリントされてるものは基本なんでもできますよ。
デザインは誰が手がけているんですか?
Raku全部僕ひとりでやってます。ベースがサンプリングなので、デザインしてる感覚はないですね。
お話を聞いてると、CREATIONで稼ごうっていう気持ちがあまり感じられないんですが(笑)。
Raku稼ごうなんてこれっぽっちも思ってないですよ。来年はものづくりはするけど売るつもりはないですし、そもそも自分の給料の範囲内で作ってるだけなので。仲間と遊べるお金が作れればそれでいいんです。POP UPイベントやっても、2日で売り上げ全部使ってしまうので(笑)。
なんかめちゃくちゃいい話ですね。今後CREATIONをどうしていきたいとかありますか?
Raku仲間のためもありますが、プリントのクオリティを見せるためのものづくりが「CREATION」で、そこで培った経験をメインの仕事である「クリエーション」に繋げることですね。そのためにも、まずはCREATIONの価値を高めないといけない。まだスタートしたばかりですが、面白い仕掛けも考えているので期待しててください。
スケートとジャスパーの相性。
〈キーン〉はいつから知ってました?
Raku小学生のときに、GO OUT CAMPの〈キーン〉ブースでやってたシルクスクリーンのワークショップを親父がやっていて、そこに連れていってもらったのが最初だったと思います。なので、小学生のときからずっと履いてます。昔も今も家族のサンダルは全部〈キーン〉だし。なので山の靴、キャンプのときに履く靴っていうイメージは強いかもしれません。
JASPERでスケートするって珍しいと思うんですが。
Raku基本的にアウトソールがフラットであれば、どんなスニーカーでもスケートできるんですけど、JASPERが良かったのは、他のブランドにはない、つま先までラバーで覆われたフォルムと絶妙な配色、あと丈夫なソールでした。デッキの吸い付きがいいしトリックもしやすい。それに別カラーの紐が付いてるから、洋服に合わせて付け替えられるのもいいですよね。周りの仲間も、僕が履いてるの見て“それどこの靴?”って。それで勧めてみんな履きはじめました。今となってはジャスパーを履いてスケートするのが普通になりましたけど、もっと広く広めていきたいですね。
あらためてJASPERの魅力を紹介。
2008年に登場以降、クライミングシューズとコンフォートシューズを融合したデザインで、街から山まで “今ここ”を楽しむことに寄り添うロングセラーモデルとなったJASPERコレクション。
スニーカーでは珍しく、つま先ギリギリまでシューホールがあるのも特徴のひとつ。このレースシステムはクライミングシューズからヒントを得たモノで、足元にしっかりとしたホールド感を生み出してくれます。さらに、カラーリングの異なる替え紐が付属し、シーンやコーディネートに応じて変化をつけられるという点も見逃せません。
押さえておくべきはこの3種類。王道の「JASPER」は、シンプルカラーから色鮮やかなモデルまで、幅広いカラーリングが揃っています。滑らかで質感のいいスエードアッパーは、履き込むほどに足の形に馴染んでいくことに加え、エイジングの表情も抜群です。
「JASPER」の次世代モデルとして誕生した「JASPER ROCKS」の進化版が「JASPER ROCKS SP」。「JASPER ROCKS」で採用された新設計ソールユニットを引き継ぎつつ、シューレースをフィット感調節の容易なバンジーコードにチェンジすることで機能性を向上させています。
最後は、〈キーン〉独自の防水透湿素材である“キーン・ドライ” を採用し、防水仕様にアップデートした「JASPER II WP」。アッパーにも撥水加工が施された素材を使用しているため、雨の日にも重宝します。また、ホールド感やクッショニングなどの機能性や軽量性は確保しつつ、よりスマートになったルックスにも注目。アウトドアはもちろん、街履きできるシューズとしてのポテンシャルを一層高めた一足と言えます。今回RakuさんをはじめCREATIONのメンバーの多くがチョイスしていたのは、このモデルだ。
スケートはもちろん、自分の履きたいシーンに合わせて選べる「JASPER」コレクション。すべてのモデルは、KEEN直営店、 KEEN公式オンラインストア、および各取扱い店にて発売中です。
INFORMATION
KEEN Japan
電話:03-6416-4808
keenfootwear.com
KEEN公式YouTubeチャンネル